台北市内で三線を習っている台湾の人たち8人が2017年3月4日午後、台北市内で発表会を開き、「いやささ」などの掛け声で会場は沖縄らしいムードに包まれた。「安里屋ユンタ」で幕開けし、「てぃんさぐぬ花」や「エンドウの花」などと続いた。台湾でも人気の「涙そうそう」や台湾民謡「雨夜花」(ウヤホエ)もあった。
台湾琉球文化交流協会(楊佩蓁=ヤン・ペイツェン=理事長)の音楽グループ「沖縄楽坊」のメンバー。同協会は、沖縄民謡の台湾公演を受け入れるなど音楽などを通じて台湾と沖縄の交流を促進。「沖縄楽坊」では、台湾の人が沖縄の音楽に触れる機会を提供している。
2017年3月5日付「八重山毎日新聞」
同協会で事務局を担当し、発表会では太鼓を受け持った呉寰(ウ・フアン)秘書長(37)は「自分のふるさとの土地を強くつかんで世界に向っていくような感じが、沖縄の音楽にはある」語った。
会場は、日本統治下の1941(昭和16)年に台湾人の医師が「仁安(レンアン)医院」として開業していた建物を改装したコミュニティ施設。