沖縄県立芸術大学の公演が台湾の国立台北芸術大学で行われるのは、2016年10月に次いで2度目となりました。「組踊」が披露されるのは今回が初めてとなります。プログラムを通じて、地謡がすべて女性というのは大変珍しいことだそうです。新しい試みを、台湾の観衆に披露したことになります。
会場となった台湾の国立台北芸術大学は、観光名所としても知られる淡水の、少しだけ台北寄りに位置します。小高い丘という地形を生かしたキャンパスは、休日ともなると散策や軽い運動をするためにやってくる人でなかなかのにぎわいです。カフェなども充実しています。
「組踊」の取材に行った時には、緑の広場に水牛が離されているところに遭遇しました。記事を書くための取材は、その場所へ赴くことが基本の「き」なのですが、ちょっと変わった光景に出会えるのが楽しみでもあります。