台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-07-06から1日間の記事一覧

オープンちゃんの銅像

「101」のおひざ元 オープンちゃんとモモの銅像(2016年6月28日、台北市信義区のMRT市政府駅近く、松田良孝撮影) こういうものをつい熱心に撮影してしまうことがあります。面白いものを見付けたという意識が、時に過剰になってしまうのです。 2005年7月1…

粽と台風

破れたり裂けたりする前に収穫 粽を包むのに使うマチクの葉を手にする浅野文雄さん (2016年7月4日、石垣市嵩田の自宅で、松田良孝撮影) 「台風が来てるから、早めに取っておいたんだよ」と、石垣島に住む台湾系二世の浅野文雄さん(66)が戸棚から取り出し…