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台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

与那国

台湾で沖縄黒糖

お値段高めでも「売れます」 www.okinawatimes.co.jp 5月10日は、残念ながら台湾では「黒糖の日」ではないが、沖縄の黒糖は台湾でも使われているので見過ごせない。台北市内で3カ所に店を出す肉まん店「潮州包子」は3年ほど前から沖縄の黒糖を使った蒸し…

竹製のいかだ、姿現す

台湾ー与那国航海の準備すすむ ほぼ完成した竹製のいかだ =2017年4月13日、台湾・台東市(国立台湾史前文化博物館提供) 6月に試験航海 2019年に台湾から与那国を目指す竹製のいかだがほぼ完成した。国立科学博物館の「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」…

『与那國台灣往来記』中文譯出版

体験と史資料で織り出す 台湾の聯經出版から拙著『与那国台湾往来記』(2014年/南山舎)の中国語版を出版していただきました。与那国島と台湾のかかわりという事象は、1997年に与那国町の町政施行50周年に合わせた取材に取り組んで以来のテーマですが、20年…

台湾の竹で3万年前の航海再現

台湾から与那国へ 竹のいかだで3万年前の航海、再現なるか 握手する海部陽介代表(左2人目)と張善楠館長 =2017年3月2日午前、台北市内で松田良孝撮影 人類が沖縄を経由して日本列島に到達した航海を再現・検証する国立科学博物館の「3万年前の航海徹底再…

「日本時代の建物を修復したい」 沖縄漁民が暮らした港町の取り組み

「新港教会会館(菅宮勝太郎宅)」(後方)の修復に取り組む劉炳熹牧師(右から2人目)。 右端は陳韋辰さん、左から2人目は森富美子さん =2017年1月1日午前、台湾台東県成功鎮で松田良孝撮影 土地の歴史刻む二階屋 台東県成功鎮(新港)で日本時代に建てら…

台湾映画「太陽の子」

すでにさまざまなところで話題になっている作品ですが、「太陽の子ウィーク」なるものがあるのだそうです。9月10日から19日まで。台湾映画「太陽の子」(原題「太陽的孩子」)は2015年10月に台湾で観ましたが、こんな作品ならいつかまた観てみたいと思ってい…

台湾が見たかったのだ、竜巻ではなく(動画あり)

与那国島へ行ったなら、可能なかぎり久部良に足を伸ばすようにしている。何度となく通っているのに、台湾をはっきりと見たことがないからである。2016年8月8日から9日にかけてお邪魔した時には、9日の午前中に久部良へ行ってみたのですが、やはり台湾はお隠…

小さな湾、急峻な島―固有名詞軽視(?)の台湾地図

沖縄県公文書館で開かれている所蔵資料展「地図と絵図」 2016年6月17日、松田良孝撮影 沖縄県公文書館を訪ねたところ、「地図と絵図」というタイトルで所蔵資料展をやっていた。沖縄県公文書館が所蔵する地図で沖縄の描かれ方を表現しており、小生は台湾と沖…

ナッチャン・レラが花蓮から石垣へ

カギは農産物か 石垣港に到着した「ナッチャン・レラ」(2016年5月14日夕) 高速フェリー「ナッチャン・レナ」(1万0712トン、台湾名・麗娜輪)が2016年5月14日夕、台湾の花蓮港から石垣港に到着し、百人規模の訪問団が石垣入りした。ことしは10回程度のチャ…

カツオ漁とかつお節 目井津から久部良に渡った二人の「貞」(2)位置情報あり

相前後して与那国へ taiwanokinawa.hatenablog.com 「キング賞」をめぐって取り違えのあった迫田貞熊(さこた・さだくま)と発田貞彦(ほった・さだひこ)。 二人の履歴を確認しておこう。 <迫田貞熊> 出身地:鹿児島県トカラ列島の平島 生没年:1892―1945…

カツオ漁とかつお節 目井津から久部良に渡った二人の「貞」(1)位置情報あり

キング賞の迫田貞熊 講談社が発行していた大衆娯楽雑誌「キング」の編集部が贈る「キング賞」というものがあり、1931年には与那国島の迫田貞熊(さこた・さだくま)が受賞者の一人に選ばれている。与那国島で戦前の漁業のことを取材していると、「キング賞」…

与那国と台湾 本当は108キロ?

≠111キロ 与那国島と台湾の宜蘭県蘇澳鎮の距離は111キロで、これが日本と台湾の最短距離だと思っていたのだが、与那国の西崎灯台と蘇澳の蘇澳燈塔(灯台)について、それぞれ日本の海上保安庁と台湾の交通部航港局が公開している位置情報を手掛かりに、日本…

ラジオと与那国台湾帰属論

仲嵩嘉尚 2016年3月30日に沖縄県立博物館・美術館で「人びとの記憶と記録に残るラジオ放送」というシンポジウムがあり、三島わかなという県立芸術大学の人が沖縄のラジオ放送について発表していた。冒頭のクイズで、沖縄で最初にラジオ受信機が設置された(…

台湾北部で魚が「4分の1」に

水産資源が急減 tw.news.yahoo.com 台湾北部の海域でこの30年間に魚の種類が4分の1に激減したというニュースが報じられた。台湾のネットニュース「聯合新聞網」が2016年1月3日、基隆発のニュースとしてアップした。ニュースは専門家のコメントとして「台…

与那国町から礼状

こういうことをやってくれるから、与那国町は嫌いになれない。 先日自宅の郵便受けを見ると、与那国町役場からの封書が届いていて、「御礼」という文字。切手には与那国郵便局の風景印付きである。 中を見てみると、2015年9月に与那国を襲った台風21号に対…

テーマは密貿易 与那国であす(4日)講演

DiDi与那国交流館 与那国島歴史文化交流資料館「DiDi与那国交流館」のプレオープン企画第2弾が2015年12月4日午後7時から与那国町保健センター大ホールで開かれます。小池康仁さん(法政大学沖縄文化研究所)が「『密貿易』に集まるヒトとモノ」をテーマに…

池間苗さんがカジマヤー

さすが 池間苗さんが数え97歳のカジマヤーを迎え、その記念に、与那国町にある小学校と中学校に図書購入費を寄付したという記事が掲載されていました。この記事を読んで、さすが池間さんだと思わずにいられませんでした。 与那国民俗資料館 私が池間さんから…

「はるかなるオンライ山」の試写

台湾人の姿 先輩のジャーナリスト、藤野雅之さんからメールをいただいた。24日に東京の台湾文化センターで開かれたドキュメンタリー映画「はるかなるオンライ山」の試写に参加なさったとのこと。 taiwanokinawa.hatenablog.com 藤野さんとは、2007年10月に台…

台湾と那覇の百貨店

那覇に菊元を思う 那覇市歴史博物館で「『昭和のなは』復元模型」を見ていて、日本が統治していたころに台北でオープンした菊元百貨店のことを思い出した。 戦前の昭和期、那覇も台湾もどちらも訪ねたことがあるという与那国島の女性からお話をうかがってい…

与那国の人が台湾にヒノキの山を持っていた

かつて台湾にヒノキの山を持っていたという与那国島の人が、出身地の祖納に建てた家には、レトロな風合いのタイルをはめ込んだヒンプンと塀が残っています。与那国島と台湾は最も近いところで111キロしか離れておらず、人々が頻繁に行き来した時代があっ…