定位置に姿なし
2015年11月17日の「猫ですが、ねているわけではありません」でお知らせした「別宅」についてです。
その日は、最近少し気になりだしているアーケード街2階の喫茶店を訪ねる前に卸屋さんの前を通り、ネコどもが大学生ぐらいの若者たちに取り囲まれている(可愛がられている、字義通りの意味で)ところを確認し、帰りに立ち寄れば撫でるくらいはできるだろうと思っていったんは通り過ぎ、喫茶店で小一時間過ごしてから店の前に戻ってみると、ネコどもは姿を消していたのでした。
散策の副産物
ネコは常にどこかへ去っていってしまう存在です。いるとか、いないとかということで、いちいち気にしていたら身が持たない。すぐに気分を切り替えて周辺の散策へ。
アーケード街2階の喫茶店にあるトイレからの風景が気になり、どこをどう見れば、あの、水タンクと曇り空の組み合わせになるのかとぐるぐる歩いていたところ、とある雑貨屋の前に行きついたのでありました。卸屋さんと1分と離れていない場所です。
別宅はショップ前
ショーウインドーにはオリジナル・タンブラーも並び、新しい容れ物を探してみるのもいいかな、と近寄ってみたところ、店の前に置かれた丸テーブルにドデン、ドデンと二匹。紛れもなく、卸屋さんのところの看板猫たちでした。
さっそく撮影を開始したのですが、私のほかにネコに近寄る人はなし。看板や張り紙をして、有名なネコなのですよと告げてやらないと、人は近寄ってこないのですね。これは別なところでも経験したことですが、ネコの聖地として知られていなければ、撮影は一人で集中して打ち込むことができます。道行く人も知らん顔。人も猫も、お互いに無関心を決め込み、とても自然な空気が流れていました。