台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台湾のTV局が、八重山の台湾人で番組

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 台湾のテレビ局、民視の「台灣演義」というプログラムで「八重山 台灣移民血涙史」という番組が放送されました。石垣島西表島など沖縄の八重山地方に住む台湾系の人たちを取り上げています。2015年12月20日の放送で、Youtubeで視聴することができます。

 日清戦争による台湾割譲という歴史的な側面から、八重山生まれの2世や3世たちが直面するアイデンティティの問題など、さまざまな時代とさまざまなテーマが盛り込まれています。

 筆者は石垣島のロケで少しお手伝いをさせていただき、少しだけ画面にも出ています。48分の長尺ですが、お時間のあるときにでもどうぞ。