台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

原稿が進んだ

水先案内

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 少しだけ原稿を書きたいなと思ってアーケード街を歩いていたら、かなり遠くから鳥の鳴き声が響いていて、いったいなんだと思って近づいていってみると、喫茶店があった。ピーピーと甲高い声で鳴き続けているその白い鳥の名前を店の方にうかがうと、オカメインコだとのこと。

 その鳥かごは店の外にあって、私は店内の座席のうち、その鳥かごに一番近いところに座った。窓ガラス一枚を隔てて、鳥は相変らず甲高い鳴き声をさせている。通りを歩いている人が立ち止まってじっと見ていたり、西洋から来たとおぼしきカップルが鳥の前で記念撮影意をしたりする。

 パソコンのキーボードの上に浮かせた私の手は、ときにはテンポよく動き、時にはさえずりに操られて止まってしまったりしたが、原稿はよく進んだように思う。先へ進めずにいた部分も、じんわりと突破。ほどほどの集中で気分よく書くことができた。

 注文したのはモカ。500円。土佐和紙で淹れてもらった。

 コーヒーハウスぽえむ開南店(那覇市松尾2-22-27、サンライズなは通りの開南バス停近く、098-866-9777)。

coffeehousepoem.ti-da.net

 

石垣島で台湾を歩く―もうひとつの沖縄ガイド

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