台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

硬券の駅

台北まで104

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 5年以上前のことなので、今はどうなっているか分からないが、筆者が宜蘭県頭城鎮の大溪駅で切符を買ったときは硬券だった(2009年9月7日)台北まで104元。

 アナログは好ましい。

 2015年10月に雲林県を訪れ、斗南駅で荷物を預けたときには、係の人が荷札の束から1枚を抜き出し、番号や日付をスタンプした引き換え証を手渡してくれた。ただそれだけのことでも、うれしかったものである。

開き直り

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 応対してくれる係の人と話をしなければならないので、自らの中国語の鈍さを痛感させられて、へこむことも少なくないし、こちらの言わんとするところを相手が汲み取ろうとして一生懸命になってくれてしまったりもするので、申し訳ないと思わなくもないが、通じ合わなさを確かめることも一種のコミュニケーションと思い直し、いい意味で開き直ってしまうのだ。

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