震えていた
午前の日課を済ませるために道を歩いていると、歩道にへばりつくようにしてヤエヤマオオコウモリとおぼしきコウモリがいた。手から血を流していて、満足に動けずいる。近づいてみると、ぶるぶる震えだした。命を取られると思って焦っていたのかもしれないし、羽をいっぱいに広げていたために随分と体温を奪われたということなのかもしれない。
この歩道の前のお宅に住む男性が竹箒と角材を持ってきてくださり、竹箒に這わせるようにしてコウモリを街路樹に移し替えてやったのだが、どうにもうまく動けない様子。
着「樹」に失敗
日課を済ませて戻ってみると、通りを隔てて反対側の街路樹のところにさきほどの男性がいて、またもや竹箒でコウモリを動かそうとしている。このコウモリ、せっかく街路樹に移動させてやったのに、通りの反対側に飛んでいこうとして着「樹」に失敗。またもや歩道に落っこちてしまったそうな。
結局、地面から這い上がらせることになったのだが、樹皮に爪がひっかかりにくいらしく、なかなか上がれない。自然の摂理に任せるしかなさそうだ。