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台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

きょうの猫村さん

気味悪い?

 飼っているネコが笑ったり、困ったり、泣いたりしたら楽しいだろうか。それとも薄気味悪いだろうか。たぶん気味が悪いだろうが、ネコが家政婦をしているというこの漫画の設定はあまりに人間くさくて、すぐファンになった。たまに読みたくなるのだ。我ながら暇だなと思いつつ、風呂につかりながら、一昨日ときょうの二晩で読んでしまった。(風呂で本なんか読んだら紙が濡れちゃんじゃないかと言う人がいるが、その気になると、読めるものである。滴が垂れたりすることはあっても、よっぽどのへまをしない限り、ぼちゃっと落とすことはない。もっとも、借りた本を風呂に持ちこむのはご法度。これはさすがに私もやらない) 

 「尾っぽの先まで仁義を通す子に育つように」という願いを込めて、孫娘の名前を「尾仁子」としてしまった祖母。登場人物の設定が練られている。

松田良孝のページさんの投稿 2016年3月13日

ネコより人

 作者はきっと、人の振る舞いが面白くて仕方がなくて、それで人があんまり好きなもんだから、ネコの奇妙な素振りと人の変なところをダブらせていったに違いない。ネコそのものが好きなネコ好きとは、一線を画している。描かれているのはあくまで人なのだ。限りなくネコに近い人間が物語の中に紛れ込んできたと考えてみたらいい。嫁姑問題、夫の浮気、不良の娘と祖母の奇妙な関係。主人公のネコ「猫村さん」がほかの家政婦とともに過ごしている共同生活の一軒家も人間くさい空間だ。

 ほしよりこという人の絵も独特でいい。柔らかいタッチ。「下手うま」としか表現することができない。雑に描いているみたいなのに、ちゃあんと捉えている。

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