台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

石垣空港で写真を撮る

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 人の迎えで、ひさびさに石垣空港へ行った。どうしても撮らなければならないわけではなかったのだけれども、暇つぶし飛行機を撮っていた。ガラス越しに、たったの2カット。コンパクトデジで。

 撮り終えて、ファインダーから目を離すと、ガラスの向こう、つまり、空港の制限区域のなかで、ヘルメットをかぶった警備員らしき男性がこちらを気にしながら通り過ぎていった。

 別に通り過ぎたってかまわないのにと思わないでもなかったが、最近のカメラは動画なのかスチールなのか分からないし、たとえ腰をかがめて通り過ぎたとしても、意外にもレンズが超広角になっていて自分の足元さえもが写り込んでしまうことがある。だれかがカメラを構えていたら、撮り終えるまで待つというのがマナーなのかもしれない。

 思わぬところで、警備員さんの足を止めてしまった。気を付けねば。