台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

似てる?

猫の頭をした鷹

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 中国語を勉強していてよかったと思うのは、ネコはフクロウとよく似ているということを古くからいろんな人が気付いていたという事実を知ったから。肩掛けカバンに入れていつも持ち歩いている愛用の電子辞書の場合、「ふくろう」と打ち込むと、いくつかの訳語に交じって「猫頭鷹」と「夜猫子」と出てくる。するどい眼差しと、猛禽的な振る舞い、耳が反り返ったときの、フクロウの「つの」に見えなくもない突き出し具合。

 ふてぶてしさと、愛嬌の良さが同居しているところも、大変よろしい。

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