台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

現場と肉声

検索サイトが充実

Retweeted Toru Shigehara (@sght):旧外地官庁資料の調べ方:朝鮮・台湾・関東州 | 調べ方案内 | 国立国会図書館https://t.co/U161AxA0S4

日本近代史関連情報さんの投稿 2016年3月30日

 実際、台湾のことを調べるために、住まいから、あるいは勤め先からインターネットで目星をつけたサイトでひたすら検索を繰り返すということが増えた。ウエブ上の検索環境が充実するのはいいことだと思う。資料のデジタル化をこつこつ続けている人たちの積み重ねがあって、私のほうは使い慣れたいすに腰掛けて、コーヒーを飲んだりしながら調べものをすることができる。

経験値

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 ではあるのだが、何より、現場と肉声である。検索だけで知った気になってしまわないようにと自戒している。図書館なり、資料館なりに赴き、その場所の、または、そこへ行くまでの空気を吸うことが大事だと思っている人は、私だけではないのではないか。訪問先の周りに未踏の食堂を探し、昼飯を食うのが楽しみなのだと正直すぎることを言ってはいけないのかもしれないが、開き直って言えば、それにしたってなにがしかの経験値が上がることには違いない。

準備のために

 検索サイトの充実は、「入り口」の選択肢が増えることだと思う。準備をちゃんとやっておけば、現地でやれることも幅広くなる。

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