台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

港をじっくりと

漁船もクルーズ船も

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 新しいレンズが届いたその日、試し撮りはクルーズ船が入る日に港でと決めていた。離島との間を結ぶ高速船も、漁船も、とにかく船が盛んに行き来する光景はいいものだ。外回りの時間が減ったからということではなく、港に来てじっくりとファインダーをのぞこうという意志からしばらく遠ざかっていたのだと気付く。

すべて見ている

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 港はどこでもそうだけれども、その土地の変わりようをすべて見続けている存在だ。終戦後、台湾からやってきた人たちがぼろぼろのポンポン船からよろよろと降りてくる姿も、今こうして豪華客船がどうだとばかりに停泊している姿も、ぜんぶ見ている。

化粧直し

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 サザンゲートブリッジは化粧直しの真っ最中だった。いかにもサザンゲートブリッジらしいところを撮れなくて残念と思ったが、こういうところはなかなか撮れないと思い直すと得した気分になった。1993年にできたランドマークブリッジが架かったばかりのことをうっすらと思い出した。

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Nikon AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G (IF) ブラック

Nikon AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G (IF) ブラック