ことしも台湾の雲林県でシュガートレインが走っています。虎尾の街をとことこと走る姿に、サトウキビを積み込む様子や沿線の表情を加えて、4分ほどの動画にまとめました。
製糖業の盛衰は人びとの暮らしと密接に関連しています。この点は、沖縄も台湾も同じではないでしょうか。甘いものに必要な砂糖は世界中で重視されるものだからということももちろんですが、畑での栽培からサトウキビの輸送、工場で砂糖にするための作業までその生産に携わる人たちはさまざまな分野から集まり、すそ野が非常に広い産業だからという点を忘れることはできません。
今回の取材は2018年1月19日と20日に行いました。
19日は、虎尾に到着したころにはその日の運行はすでに終わっており、沿線の風景を撮影するだけになりました。
20日は、虎尾周辺はもちろん、昨年同様に忠褒の積込場にも足を伸ばしました。できるだけ線路伝いに歩きたかったのですが、時間の制約があったため、効率を優先させてタクシーを利用しました。
周囲の様子を肌で感じるためには、移動は徒歩に限ります。しかし、今年はお預けにして、次回以降の楽しみにしておきましょう。
シュガートレインの線路が走るそのすぐそばで、五營頭がみつめる
2018年1月19日、雲林県虎尾鎮で松田良孝撮影
シュガートレインの線路が敷いてある場所は、生活道路として使われるスペースでもある
2018年1月19日、雲林県虎尾鎮で松田良孝撮影
<追加情報>
2020年2月6日の写真はこちら↓からどうぞ。