2018年に台湾で撮影したMVは8作品。九份は撮影場所として好まれた場所のひとつ
2017年11月28日、松田良孝撮影
日本のアーティストが台湾でミュージックビデオ(MV)を撮影した楽曲は、2018年には8点となり、前年の3点を大幅に上回りました。沖縄県立芸術大学の長嶺亮子さん(民族音楽学)がお調べになった結果、分かったことです。8つの楽曲は以下の通りです。
4/28 あっこゴリラ「余裕」
5/23 LUCKY TAPES「22」
5/29 GANG PARADE「来了」
9/ 5 Rude-α「Take me back」
9/11 MONO NO AWARE 「轟々雷音」
10/ 9 WORLD ORDER「MISSING BEAUTY」
11 / 9 THE YELLOW MONKEY 「天道虫」
MVを見ていくと、九份や萬華、迪化街などが撮影場所として好まれていることが分かります。画面を細かく止めながら確かめていくと、さらにいろいろな発見があることでしょう。
これら8点のほかにも、台湾で撮影したMVがさらに存在しているのかもしれません。
ちなみに、これまでに把握できた限りでは、2013年以降の推移は次の通りです。
2013年=1点
2014年=0点
2015年=1点
2016年=0点
この数字からも、「8」という数字がいかに突出しているかが分かります。
個人的な感想を言うと、最も完成度が高いのは、2017年11月12日にリリースされたSAGEMON GIRLS「雨」ではないかと思います。九份の地形的な特徴をうまく使い、雨のおもしろさを存分に引き出しています。意外性にあふれる作品でした。