2020年2月19日(水)夜、台湾の桃園国際空港第1ターミナルから台湾に入国した。台湾では、新型コロナウイルスに関する申告書を提出することになっており、私も初めて提出しました。
こういうことをブログに書くと、台湾で感染した場合に備えた措置と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、むしろその逆です。台湾に入る人の渡航歴を確認し、新型コロナを持ち込まれるリスクを下げるための措置です。台湾で発症した人がいた場合、たとえば、同じ飛行機で台湾入りした人などを追跡しやすくするためでもあります。
台湾に入る場合、台湾にウイルスを持ち込むかもしれない人として扱われることに留意しておきたいものです。
機内で配布されたのはこちら↑の申告書。質問内容は次の通りです。(日本語でも書かれています)
(1)発熱や咳、呼吸困難の症状があるか
(2)中国大陸、香港、マカオに行ったことがあるか。中国大陸へ行ったことがある場合には、どこの省へ行ったか。
これらの質問に答えるほか、名前、性別、パスポート番号、飛行機や船の便名、台湾で連絡の取れる電話番号を記入し、署名をします。
注意事項としては、台湾入国後14日以内に公衆場所(不特定多数の人が出入りする場所)へ行く場合には必ずマスクを付けることが求められています。この申告書を提出しなかったり、虚偽の記載をしたりすると、罰金が科せられることも記されています。
桃園空港に到着し、飛行機を降りると、免税店などが並ぶエリアが途切れたところに、こういうエリアがあります↑
この申告書を大きくプリントしたパネル(写真の左側)があり、係の人が立っています。申告書に記入してくださいという呼びかけをしているのです。
さらにその先には長テーブルを並べて作ったカウンターがありました↑
係官が申告書を受け付けています。係官の手元には、便名やその到着時刻が書かれたリストがあり、申告書を持った人が来ると照合を行います。私はうっかりミスで便名を書き間違えてしまい、記入し直すよう求められました。新たな申告書に全部書き直すわけではなく、誤りの便名を二重線で消し、ちゃんとした便名を記入すればOKでした。
書き直しのやり取りをするとき、私が少し中国語をしゃべったためだと思いますが、このあと、係の人から「不舒服ですか」と中国語+日本語のフレーズで尋ねられ、私は健康状態に問題のないことを伝えました。
申告書の提出はこれで終了です。
入国手続きはこのあとになります。
入国カードを提出するとき、電話番号を記入するように求められました。入国カードには滞在先の住所を記入する欄があり、私ももちろん記入しました。しかし、それだけでなく、私の存在をより迅速に追跡できるように電話番号を求められたのだと思います。
ちなみに、入国カードに電話番号を記入する点は2月2日(日)に台湾に入ったときと同じです。