台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台所はないけど、自炊

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左上から時計回りに、グリーンピースうずら豆、黒豆

=2020年3月1日

 

 家賃重視で台北に拠点を構えるとなると、どうしてもキッチンは諦めなきゃならない。4年前から借りている今の部屋は新北市にあり、台北市中心部に通じるバスもMRTも充実。文句はないのだけれども、台所はやっぱり諦めました。

 

 食べることに関しては「外」で解決できるので、なんら問題はないのだけれども、自分で飯を炊けるならそれはシンプル・イズ・ベストだし、そもそも、飯を求めて毎日外へ出るというのは面倒くさい。雨が降っていることもあるわけだし。夏は、当たり前に暑い。

 

IHを使う

 

 それで導入したのがIHの調理器と、ステンレス製の。合わせて5000円と少しだった。洗面台の脇には、私がこの部屋に入居したときすでに板を張り渡しただけのシンプルな棚があり、そこを少し片づけてIHを置き、即席の調理場として使い始めました。

 

 

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落花生と黒豆を使った豆ごはん

=2020年3月11日

 

 

 コメは、近所のスーパーで買いました。自室で使う飲用水の量を増やしたくないので、最初は無洗米にしました。洗面台の蛇口から流れてくる水は飲めないので、もともと自室で過ごすために飲用水は外で買うことになっているのだが、料理をするとなるとさらに飲用水の消費量が増加する。すると、飲用水をたくさん買うことになるので、ペットボトルのごみも増えてしまうのだ。

 

 で、無洗米を食べ切った後、思い切って普通の米にしてみました。できるだけ水を使わないようにする=ごみを出さないようにするため、コメは研ぎません。

(台湾にもご当地米はたくさんあり、おいおい試してみようと思う)

 

 

 

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落花生と黒豆を水に浸しているところ

=2020年3月13日

 

 

 飯を炊くのは簡単。

 私は1合のコメをつぎのような方法で炊いています。

 

(1)なべをIH調理器に置き、強火で3分半ほど炊く。

(2)弱火にして10分。

(3)火を止め、20分ほど蒸らすと、炊きあがり。

 

豆ごはんもなかなかいける

 

 最近は、近くの市場で豆を調達し、豆ごはんを炊いています。豆を水に浸しておくと、豆が時間をかけて水を吸い、元の大きさが想像できないほど膨らみ、早く炊けと迫ってくる。炊き方は、塩と酢を加える点が違うだけで、あとはいつもと同じ。これまでに落花生と黒豆、グリーンピースうずら豆を試しましたが、豆をよく噛むと、私にとっては、一番旨みがあるのは落花生だと分かった。

 だから落花生のスイーツって多いのかな。

 

小さいけど、米1合を炊くには十分 

 

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