台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台湾風って、なんだ。

なんだったかな、この味

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 礦鹽蘇打餅。

 ロックソルトソーダクラッカー

 知人からの台湾土産。

 ピリ辛の塩味といってしまえば、それまでなのだが、何かが違う。台湾でこんな感じのもの、よく食べるんだけどなぁ、なんだったかなぁ、という味。

MITの隠し味

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 とある会合にもっていき、どこで作られたクラッカーなのか知らせずに試食してもらったところ、やはり「台湾で食べるような味」という感想が出てきた。だから、その台湾風ってのはどこからくるのか。うーん、説明できない。

 台湾でよく口にするような味と言ったら、もう、そうとしか言いようがない。

 パッケージには「台湾製造」とある。「MIT」(=made in TAIWAN)の表示はなされていないけれども、メイド・イン・台湾である。MITというだけど、味覚と嗅覚の両方で味わうような味わいになるのだ。

 この味、いったいどうやったら出せるんだろう。文字で表現できないのがツライ。