台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

窓を開けたらネコがいた

目が合った きのう、家の窓を開けたら、ネコがこちらを見ていた。 ネコにしてみれば、何の前触れもなく窓が開いたので、そっちを見たということになる。 目が合うのは当たり前のこと。 上ばかり見て カメラを持って窓のところに戻ってみると、ネコはまだそこ…

台北のバス乗り場が変更

ようやく秋らしくなり、急に冷えてきたように感じます。台北に来てからバスに乗ることが増えたので、天気のことが余計に気になります。バスを待つのなら、できれば建物の中がいいのですが、國光客運のバスで桃園国際空港へ向かうときは、外で待つことになり…

残しておきたい(?)石垣島の風景

店先でごろ寝するネコ =2016年10月21日夕、石垣市大川で松田良孝撮影 うれしくなる光景 忘れ物かなにか分からない帽子がちょこんと乗っかっていたり、朝の730交差点で眠っている人がいたり、良くも悪くも石垣島らしい光景に遭遇し、うれしくなりました。登…

台湾人が台湾人に出会う旅 台湾から八重山へ

「八重山と台湾」への入り口 三合院風のたたずまいを残す浅野さん宅を訪問した台湾の旅行客。 「なつかしい」「おばあちゃんの家のにおいがする」などといった感想が上がった。 右端は説明に当たった王滝志隆さん =2016年10月21日午前、石垣市登野城嵩田で…

時計の針がぐるりと

「沖縄文創市集」で三線の体験をする人 =2016年10月14日、台北当代芸術館で松田良孝撮影 アートで台湾と沖縄をつなぐ 時計の針がぐるりと一回りして元のところに戻ってきたとでもいえばいいのでしょうか。三線体験コーナーで無心に弦を弾いている台湾の人た…

台湾から在沖米軍基地に視線 独立・統一の双方で

在沖米軍基地問題や尖閣諸島の領有権問題について答える中華全球華人琉球之友協会の連石磊理事長 =2016年9月6日、台北市内のホテルで松田良孝撮影 沖縄の米軍基地反対運動を支援する中華全球華人琉球之友協会がことし3月、台湾で発足しました。理事長の連…

一青妙さんインタビュー

「どこからどう見ても」 ドキュメンタリーが果たしうる現代的な役割などについて語る一青妙さん =2016年10月1日、台北市内の映画館で松田良孝撮影 石垣島に住む台湾人、玉木玉代さん(87)とその家族を追った台湾のドキュメンタリー映画「海の彼方」(黄贏…

坂の脇にネコ

ヨシとする 淡江大学へ向かう坂道でくつろぐネコ=2016年10月6日、松田良孝撮影 用務先へ向かう坂道にネコがいるという情報を得ていたので、あえてそのコースを選んだわけですが、これがなかなかの心臓破り。だけれども、いてくれたのでヨシとする。緊張感が…

撮りがいのある殺風景 左營

滞在10数分 少しずれた線対称になっていた 台湾新幹線に高雄駅はなく、「新左營」が高雄ということになっているので、何度か来ている。しかし、「新」が付く前に「左營」にはこれまで一度も来たことがなく、今回初めて足を運ぶことができた。 新幹線で新左營…

台湾の台風(コラム)

八重山毎日新聞にコラムを執筆しました。 もう少し柔らかめの話題を考えていたのですが、台風があまりにひどく、また、あまりにしつっこいので、内容を変更したところです。 今後、週に2、3度、月曜日に執筆することになっています。 www.y-mainichi.co.jp