台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2023-01-01から1年間の記事一覧

鹿児島出身の「尾上英治さん」を探していらっしゃる方がいます(台湾成功鎮・新港)

台湾東部の台東県成功鎮に関するお知らせです。 成功鎮でさまざまな活動に取り組んでいらっしゃる陳韋辰さんから台北ナビの記事を教えていただきました。この記事は旧菅宮勝太郎邸を紹介するものですが、記事の末尾に別のお知らせが書かれています。 かつて…

『サルビルサ』に至る1年1カ月

2022年7月に石垣島の知人から送られてきたメールをきっかけに、2023年8月22日の取材につながりました。東京、埼玉、宮城に住む「本」の関係者など5人の方たちを介して、東京都多摩市を訪問し、都立永山高校の図書委員会のみなさんと出会いました。担当の先生…

蘇澳~与那国の船

2023年7月4日、台湾の宜蘭県蘇澳鎮と与那国島の祖納港の間を船が往復した。 このケースを、与那国島目線で見てみると、どんなことが言えるだろうか。 戦後、与那国島と台湾の間を船が合法的に行き来するのは、終戦直後の引揚船を除くと、極めて稀なケースと…