台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

梅雨入りはもう少し先

キノコとアリの巣 いつも体を動かしにいく公園では、芝生にまたキノコが目立ち始めた。湿っぽい日が幾日か続くと、決まってこうなる。アリたちも気の毒なもので、雨で押し流されたのであろう巣を再建中だった。 多雨は常態に 沖縄気象台はことし(2016年)の…

スマホの使い過ぎに頭が下がる

「低姿勢」のようだが・・・ きょうの中国語教室で「抬頭」という言葉を習った。ミスった時などに「我不敢抬起頭來」(恥ずかしくて、頭を上げられん)といった感じで使うもので、これは教科書通り。 続いて、老師が尋ねて曰く、「では『低頭族』という言葉…

首里駅のアート

1番ホームの「クリスさん」 沖縄都市モノレールの首里駅は何度もお世話になっている場所ですが、よくよく考えてみると、二つあるホームのうち、片側のホームばかりを使っていた。それは2番ホーム。2016年4月23日に訪れた時も2番ホームから降りたのですが…

涼しいのはどっち?

ネコの二段ベッド 蒸し蒸ししているので、梅雨入りしたんじゃないかと思える陽気。与儀公園の機関車のそばで、いつものネコどもがだらけていた。二段ベッドで寝ているのは初めてみた。どちらが涼しいのだろうか。尋ねてみたところ、下のネコはちょっと目を開…

デイゴの花が咲かないと・・・(位置情報あり)

台風は多いか少ないか ここ数年、日中、外を出あることが減ったこともあって、デイゴを見る機会は減ってきているが、ことしはデイゴの花が少ないそうだ。デイゴが毒々しいほど色鮮やかに咲く年は台風が多いと言われ、その逆だと台風が少ないと言われる。科学…

安里の土帝君

同じ場所を二度三度と 旅は、同じ場所を二度三度と訪ねるのが醍醐味だと思っている。「なんども同じ場所に行って、飽きないのか?」と言われることもある。確かに。同じ土地を訪ね、同じような場所を歩いて帰ってきてしまうことがないではない。ただ、こうい…

台湾移民1世を偲ぶ

浅野静江さんが一周忌 旧1月16日の旧十六日祭(ジュウルクニチィ)のときにお邪魔した(押しかけた?)石垣島嵩田の浅野さん宅にまたおうかがいした。2015年4月10日に亡くなった台湾・員林ご出身の浅野静江さんの一周忌に、ご遺族がお集まりだとうかがっての…

出発点の寺

熊本地震で震度6弱 JRで熊本駅から10分かからないところに川尻という場所があり、私は2005年2月24日に足を運んでいる。延寿寺という天台宗のお寺が目的地である。この年は戦後60年の節目に当たり、私は終戦の年の1945年に生まれた人たちの取材をしていて、…

またくっついているネコ

風がほどよく きょうはこんな感じ。3日前にもくっついていた。この辺りを通るのはこの子らの顔を見るためと言っても間違いではない。 taiwanokinawa.hatenablog.com Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ 出版社/メーカー: ニコン 発売日: 2016/04/30 …

風を受けたら・・・

薄いビル 左から風を受けたら、そのまま右のほうに進んでいきそうだが、モノレールの牧志駅があるのでひっかかってしまうことだろう。 なんでこんな形になったのか。そばを通るたびに気になってしまう嘉数リースビル。那覇市牧志3丁目に建っている。反対側…

仲良し

ぐっすり スマホを手に近づいていくと、いつもなら、目を開けて動き出してしまうのだが、きょうはよほど眠たいとみえる。 Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン(Photoshop+Lightroom) 12か月版 Windows/Mac対応 [オンラインコード] 出版社/メーカー: …

次に生まれてくるときは・・・

マンゴーの枝釣り 葉は青々としているのに、つぼみが房状に連なったところは黄色から赤へと、まるで紅葉しているように色付いている。マンゴーの花が咲き、早いものでは小豆ほどの実がぷっくりとしはじめていた。 彰化県員林出身の台湾系2世、島本哲男さん…

ススキのほうき(続報)

縁があれば ススキを束ねたほうきが珍しくて、2月に取り上げたのだが、きょう(2016年4月9日)、別のお宅でほとんど同じ形をしたほうきにお目にかかった。 どちらも、石垣島嵩田地区にある台湾系の方のお宅で、といって、これが台湾由来のものだというつも…

台湾風(?)の家

玄関?たたずまい? この建物は、台湾の彰化県員林から来た人が建てたものです。台湾風のおうちというふうに説明を受けたことがありますが、階段とスロープを組み合わせたような玄関がそうなのか、それとも、たたずまいそのものが台湾風なのか。 古いことも…

石垣島に住む台湾系の人たちの清明

恒例行事 石垣島に住む台湾系の人たちがそろって墓参を行う清明節の恒例行事が2016年4月3日、石垣市字石垣にある台湾同郷之公墓で行われました。台湾系の人がすべて参加するというわけではありませんが、それでも100人を超える人たちが集まり、独特の細長い…

与那国と台湾 本当は108キロ?

≠111キロ 与那国島と台湾の宜蘭県蘇澳鎮の距離は111キロで、これが日本と台湾の最短距離だと思っていたのだが、与那国の西崎灯台と蘇澳の蘇澳燈塔(灯台)について、それぞれ日本の海上保安庁と台湾の交通部航港局が公開している位置情報を手掛かりに、日本…

ラジオと与那国台湾帰属論

仲嵩嘉尚 2016年3月30日に沖縄県立博物館・美術館で「人びとの記憶と記録に残るラジオ放送」というシンポジウムがあり、三島わかなという県立芸術大学の人が沖縄のラジオ放送について発表していた。冒頭のクイズで、沖縄で最初にラジオ受信機が設置された(…

大森一也さんが東京で写真展

カメラを構えた姿は・・・ 大森一也さんが東京で写真展を開くことになった。第36回沖縄タイムス出版文化賞を受賞した安本千夏さんのご著書「島の手仕事」(南山舎)で写真を担当した大森さんである。 taiwanokinawa.hatenablog.com 私にとっては、知人であり…

現場と肉声

検索サイトが充実 Retweeted Toru Shigehara (@sght):旧外地官庁資料の調べ方:朝鮮・台湾・関東州 | 調べ方案内 | 国立国会図書館https://t.co/U161AxA0S4 日本近代史関連情報さんの投稿 2016年3月30日 実際、台湾のことを調べるために、住まいから、あるい…

陸と海のバランス

初泳ぎ この日が来ても困らないようにと、陸の運動を続けてきたつもりなのだが、こんなに体が動かなくなっているとは。やはり、海と陸は違うということなのだろうか。クロールと平泳ぎを終えてみると、肩が重くて、もげそうに垂れ下がってしまった。 秋から…