台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本≒沖縄≒八重山≒石垣

台湾の高校生に「八重山の台湾人」を語る 台中文学館を訪れ、ポーズを決めて写真に収まる若者たち =2016年9月10日午後、台中市で松田良孝撮影 「八重山毎日新聞」の2016年9月19日付9面にドキュメンタリー映画「海の彼方」に関する記事を書きました。台中の…

「餐肉」=? (位置情報あり)

中秋節の、遅い昼飯 スパムを載せた麺「餐肉蛋公仔麵」 「スパム」という商品名がそのままコンビーフを意味する言葉として定着している沖縄から引っ越してきた身としては「スパム・ラーメン」と(勝手ながら)命名したいと思う。 きょう(2016年9月15日)は…

台北で廟の90年祭を撮る(位置情報あり)

范将軍と謝将軍 行列の先頭を行く中壇元帥=台北市大安区延吉街77号の景福宮 范将軍が踊る=台北市大安区光復南路456巷 両手を揺り動かす謝将軍=台北市大安区光復南路456巷 范将軍と謝将軍といえば、互いに思いやり合って落命した故事で知られていますが、…

曇天のネコ

台風14号と台風16号に挟まれているので、雲が広がっています。路面も濡れていて、どんよりの鉛のような空気がただよっているせいか、ネコと動きも緩慢。眼だけしっかりと開いて、遠くの何か見ています。

次々に登場するタンキー 台湾の旧盆をみる

「ご飯を食べなさい」の気持ち タンキーの言葉を授かりにやってきた人が祖先に捧げる紙銭を持ってやってくる。 タンキーの旗に「玄天上帝」とあるのは神の名前で、タンキーはその神意を伝える=28日 「タンキー」と呼ばれるシャーマンを何人も、身近なところ…

ミンサーのカメラストラップ

石垣島を離れる時、一緒に中国語を勉強していた人からミンサーのカメラストラップをプレゼントしていただきました。私の仕事やら行動やらをストーキングして決めてくださったとのこと。 そのストラップのことを、台湾のライターさんがFBに上げてくださいまし…

非常感謝台灣的記者

2003年に「八重山毎日新聞」で「私たちは台湾からやってきた/我們是從台灣來的」を書いた時に考えていたことを、台湾のライターがきれいにまとめてくださいました。台湾の人たちが、八重山に台湾系の人たちが住む意味を考えるきっかけになってほしいと思い…