台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台湾で三線普及の「けんゆう」がサポート

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夏川りみのコンサートで切れのあるステージパフォーマンスを披露するKENYU=2017年7月2日夜、台北国際会議センター

 

www.okinawatimes.co.jp

 夏川りみのコンサートが1、2日、台北国際会議センターで開かれた。夏川は台湾でも幅広い層から支持されており、高齢者と一緒に来場した家族連れなど2日間で4000人を超える観客が集まった。台湾でのコンサートは8回目。

 2時間余りのステージで、ヒット曲「涙そうそう」は中盤で披露。台湾でもヒットしているだけに、「この歌に出合わなければ、今の私はない」という夏川のトークに続いて伴奏が始まると、大きな拍手。竹富島の民謡「安里屋ユンタ」では、「ヒヤササ」というはやしや手振りを夏川が観客にリクエストし、ホール全体で楽しんだ。「童神」や「島人ぬ宝」なども歌った。

 中華圏を代表するアーティスト、フェイ・ウォンの「我願意」や、2015年にヒットした台湾映画「我的少女時代」の主題歌「小幸運」などは中国語で歌いあげ、のびやかな歌声で魅了した。中国語の歌「没那麽簡単」を歌った後には、題名の中国語が示す「そんなに簡単じゃない」という意味をそのままトークに持ち込み、「真的没那麽簡単(中国語で歌うのは本当にそんなに簡単じゃない)」と語ってMCでも中国語の熟達ぶりをアピールした。

 台湾で三線の演奏や普及に取り組む曾健裕(けんゆう)はコンサートで夏川が使用した三線を提供し、ステージでもサポート。エイサーチーム「琉神」は勇壮な演武で沖縄らしいムードづくりに一役買った。

 コンサート前には、沖縄のプロモーションフィルムが流れた。県台北事務所が行ったPR活動。