台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

龍泉市場

「マイクはダメ」

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 非常に雑多なムードがあますところなく発揮されていて、大変好ましい市場です。「龍泉市場自治会」なる組織が「マイクの使用厳禁」などという注意書きを掲げているところをみると、かつてはなかなか元気のある場所だったのかなどと想像が膨らんでしまったりもします。

 気に入った場所に出合うと、なんでもかんでも「発見した」と思ってしまうのは筆者の悪い癖ですが、しかし、それでも正直なところを告白すると、ここへ来た時、「発見してしまったのだ」と喜びを覚えたものです。(地元のみなさん、ごめんなさい)

MRT台電大樓站下車、すぐ。

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 台湾師範大学へ行く(見る、撮る)用事を済ませ、MRTの台電大樓站へ行こうと歩いていたときに偶然通りかかりました。2012年11月のことですし、散策に充てる十分な時間もなかったのではっきりとは覚えていないのですが、写真から思い出してみると、そこで暮らす人が集まる場になっていたことは確かだと思います。

 近くまで行く用事があれば、まじめに写真を撮りながら歩いておきたいポイント。

 台電大樓站で下車し、師大路のほうへ行く3番出口を出て、ちょっとだけ右に行ったところに龍泉市場の入り口があります。