おどおどと
台湾で飲食店にいくと、店員さんの押しに負けて、言いなりになってしまうというのが筆者の欠点である。おどおどせずに、知っている単語を並べてみれば、相手もちゃんと聞いてくれる。そうと分かっていても、ダメなのである。
いそいそと
MRT雙連駅近くにある雙連高記水餃店(台北市民生西路17号)にたどり着いたのは夜9時近く。店員たちは店じまいの前に早く注文をさばいてしまおうと、矢継ぎ早に言葉を投げかけてくるものだから、筆者は水餃子10個を注文し、きゅうりの漬物の小皿を一つ取るので精いっぱい。そんな必要もないのに、早食い競争みたいにして平らげ、85元也を支払って退散。悪いことをしたわけでもないし、中国語は下手だけども一応、客である。逃げることもないじゃないか。だのに、椅子やテーブルが次々の片付けられていく圧迫感には勝てず、いそいそと店を後にしたのであった。