台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

ショウガ山盛り

100グラム17円

f:id:taiwanokinawa:20160113110739j:plain

 生姜が山盛りになっているところを撮ってみた。「薑 1斤29」というのは、600グラムが29元ということだから、100グラムなら17円。たぶん安いのだろう。ショウガは大の苦手だが、台湾へ通うようになって少しずつ慣れてきている。そうならざるを得ないほど料理に生姜が使われており、だから値段も安いということなのだろうか。

大龍夜市の朝

f:id:taiwanokinawa:20160113110741j:plain

 台北孔子廟の近くにある大龍夜市を見学してきた。夕飯を食べにいったことは何度かあるが、朝は初めて。冬の午前八時前という時間帯だったが、野菜や果物を売る店は買い物客がひっきりなしである。

孔子廟や保安宮の近く

f:id:taiwanokinawa:20160113110743j:plain

 場所は台北市大同區大龍街。MRTの圓山駅から歩いて5分ほど。孔子廟や保安宮の南側を通る酒泉街に「大龍夜市商圏」というモニュメントが立っているのが目印ではあるが、その辺りまで行けば、大龍街の往来と買い物にやってきた人たちでけっこうな混雑になっているので、そのにぎわいのほうが目印にふさわしい。「夜市」だからって、朝は閑散としているわけではないのである。