お出迎え
桃園空港に到着した後、台湾のWi-Fiの手続きをして、すぐに台湾新幹線に乗り継ぎがなければならず、そんなに時間はなかったのだけれども、大好きな洪易の作品がお出迎えとあっては素通りすることはできない。
観光案内所の隣には牛が立っている。
装置
それにしても、この立体「観」と色彩感覚はなんなんだろう。作者自身がいろんなものを見てきたということなのだろうか。小説家の東山彰良がインタビューに答えて、アウトプットのみならず「絶えずインプットする作業もしていないと、自分のなかのアイディア源泉が枯渇してしまいます」と言っていた(日本航空機内誌「SKYWARD」2016年1月号)。洪易のなかにはどんなものが蓄積されていて、それを作品に導いていく装置はどうなっているのだろうか。
台湾新幹線の桃園駅へ向かうバスの乗り場へ歩いていくと、今度は「旺旺弟」という作品が待ち構えていた。空港でよく使われるカートが乳母車みたいになっていた。