台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台湾のシュガートレイン(2020)

 台湾で唯一のシュガートレインを撮りました。動画アップです。決して速く走るわけではないのですが、重たい荷物を着実に送り届けるまじめなところが尊敬したくなります。

 

 台湾雲林県で今も現役のシュガートレインを訪ねるのは今年で4季連続です。今季は、近くの村へ伝統的な祭祀を撮影に行く用事をくっつけ、雲林県で過ごす時間を例年以上に充実させることができました。雲林県はもともと公共交通機関があまり発達していない場所なので、路線バスを使ったとしても効率よく動き回ることはできません。それでも、毎年定期的に通うことで徐々に土地勘をつかめるようになっていきます。

 シュガートレインの撮影でも、その成果を生かすことができました。私は、旅先ではできるだけタクシーを使わず、可能なかぎり大衆公共交通機関で移動しているのですが、それがたたって、かつては農村地帯をただただ延々と歩き続けるということもありました。今回は、その時に較べるとバスで距離を稼ぐことができ、歩く距離はずいぶん短くなりました。

 いくぶん余裕があったのかもしれません。シュガートレインの線路脇をうろうろするネコたちにゆっくりとレンズを向けることができました。

 冬、雲林県はよく晴れて乾燥します。夕日も絶品でした。

 2020年2月6、7日撮影です。

 

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