台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-01-19から1日間の記事一覧

最高の神には最高の供え物

紙銭に1万円超 最高の神格を持つ玉皇上帝を祭る天壇の近所だけあって、売られている紙銭も凝っている。この写真の手前にあるのが4000元(約1万4000円)。天壇に実際に供えてあるのを確認することができた。向こう側に並んでいるのはさらに高価で5000元。約…

石垣島からの疎開・員林(3)

疎開先を転々 石垣島の中心市街地出身のUさん(1934年生)は、台湾に疎開した後、次々に疎開先を変えていったという経験の持ち主である。アジア太平洋戦争末期に、八重山など沖縄の各地に向けて行われた疎開では、最初に腰を落ち着けた疎開先から別の場所へ…