マンゴーかき氷+小籠包+お茶
随分と長くお世話になっている沖縄の華僑の方から、「面白い。台湾にとってよい宣伝になる」と紹介していただいた動画。台湾観光局が制作した1分01秒の動画のなかで、木村拓哉がマンゴーかき氷と小籠包、お茶の3点セットで台湾をPRしています。
なにやら日々の暮らしにうんざりした様子の木村拓哉が「タイム・フォー・台湾」とつぶやくと、いきなり場面が台湾に切り替わり、マンゴーかき氷を味わったり、小籠包を注文しまくったり、静寂の湖でお茶を楽しんだりという仕掛け。最後に木村拓哉が「距離も心も近い台湾へ」と言って終わる。
楽しみ方、多様に
小籠包=2008年3月21日、台北市民生西路306號の一品山西刀削麵で松田良孝撮影
台湾といえば、やっぱりマンゴーかき氷と小籠包なのだなと思うとともに、どこで食べるのかという選択肢が広がり、台湾の楽しみ方が多様になってきているからこそ、マンゴーと小籠包が今も登場する意味があるのではないかという印象を持ちました。今年2月に出た「an・an」の台湾特集がリピーターをターゲットに編まれ、穴場的なスポットを紹介していたのもこうした傾向を表しています。
それと、動画のテイストが、暑苦しくて、ごみごみとした日常に対して、すっきりとして、さっぱりとした台湾というつくりになっている点も気になりました。確かに、そういう場所が増えているな、と。個人的には、時に無秩序と思えるような台湾の雑多な空気が好きなのですが、より多くの日本人を集めるためには、それはいったん脇に置いておくということになるのでしょうか。