台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

台湾人ライターの目

 台湾からやってきたライターや編集者、旅行関係者、映画宣伝担当者といった面々と一緒に石垣島を回ってきました。彼らは2016年8月27日から8月31日までの5日間、八重山を回ったのですが、私は8月30日だけお付き合いしました。

 

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台湾のライターや編集者がペンギン食堂を訪問。新しい料理が出てくるたびにカメラを向けていた

=2016年8月30日、沖縄県石垣市大川、松田良孝撮影

 

 ブログに転載することができるFB投稿を探してみると、西表島の浦内川と、石垣島にあるスパに関するエピソードがでてきました。そこで出会った人たちの人となりを重視した内容になっているのは、台湾のなかで、八重山の認知度が一定の水準に達したということを意味しているのでしょうか。八重山のことをもっと知りたいというニーズに、発信者たちが気付いているのかもしれません。