台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

2016-06-11から1日間の記事一覧

西表炭坑に台湾人の足跡を訪ねる

リユースの弁当箱 カヌーに乗る前に黒紫米のおにぎりなどで腹ごしらえ (2016年6月3日、竹富町西表島の浦内川観光、松田良孝撮影) 西表島西部の浦内川河口付近からカヌーに乗り込み、支流の宇多良(うたら)川へ向かう前、カヌーステーションで腹ごしらえ。…

八重山の台湾人と初めて出会ったころのこと

媽祖ってなんだ こんな集まりで感謝状をいただきました (2016年5月31日、石垣市新栄町の中華料理店「金華園」で、松田良孝撮影) 1993年2月に現在の勤め先で取材・執筆をするようになって1年余りたったころ、石垣島に媽祖廟(まそ・びょう)をつくりたいと…