台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

どこから来たの?

八重山に定着

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 かつて台湾の人たちが石垣島など八重山に連れてきた水牛。今では八重山の観光を象徴するモチーフとなり、あたかも、もともと八重山にいたかのような顔をして歩いている。それほどまでに定着し、竹富島西表島由布島で水牛車として活躍している。

 台湾に来ると、水牛の像を目にすることが多く、ここにルーツがあるのだとあらためて思い至る。

 写真は桃園国際空港で出逢った水牛。沖縄へ帰る直前に遭遇。