台湾沖縄透かし彫り

沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがあり、かつて石垣島から移り住んでいった人たちと足跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。

 沖縄を歩いていると、台湾のことを感じることがあります。とりわけ、石垣島などの八重山地方では、そのまんまの台湾に出会ってしまうこともあります。では、台湾へ行ったらどうでしょう。やはり、沖縄を感じることがありますし、石垣島の痕跡を見付けることもあります。だけどそれは、薄皮を一枚剥いだようなところに隠れていることがほとんどなのです。深く掘りすぎると、原形をとどめなくなってしまうかもしれませんね。元の姿をとどめつつ、だけど、内側に潜むものもちゃんと見える。そんな透かし彫りの方法で、台湾と沖縄を見ていきましょう。   松田良孝のページ | Facebookページも宣伝

写真

新宿御苑の台湾閣

設計は台湾総督府の森山松之助 新宿御苑の台湾閣(旧御涼亭、2016年5月22日) 新宿御苑(2016年5月22日) 新宿御苑に台湾閣という建物があると知り、里帰りのついでに足を運んだ。八重山・沖縄と台湾の関係を調べているうちに、こんなところまで来てしまった…

道が譲る

往来が樹を避けて通る 高校生のころ、不承不承ながらも耐えることができた満員電車に対応できなくなり、先日の里帰りでは降りるべき駅で降りられないという失態を演じてしまった。都内をすいすいと歩けるだけの慣れが失われているので、出かけるときには交通…

大宮公園の飛行塔(動画あり)

本当に動くらしい 公園にジャングルジムや砂場があるのは当たり前のことだから、そんなものを見たっていちいちびっくりはしない。ないほうがよっぽど変である。何十年ぶりかで足を運んだ大宮公園の奥に飛行塔の姿を認めたとき、ちょうどそのジャングルジムや…

八重山・台湾の新しい風景

6月2日、ツアー開始 石垣島や竹富島と台湾の台北などを八重山台湾ツアーが2016年6月2日に石垣島からスタートするのを前に、ツアーでお世話になる島本哲男さんのマンゴー農園にお邪魔しました。1カ月前に訪れた時にはせいぜい親指の先ぐらいしかなかったマン…

「沖縄籍証明書」を寄贈

幸せ・誇り・名誉 石垣英和さんについて語る妻の良さん(2016年5月17日、石垣市字石垣の自宅で) 2016年1月18日に亡くなった石垣英和さん(享年86)の妻、良さん(82)と話していると、「ミョウガ」という言葉がたびたび出てきます。どう訳したらいいのだろ…

食べ物の写真は撮るべきか

クロマグロの寿司を食す 石垣島ではクロマグロ(本マグロ)のシーズンが本格化している。ゆうべ(2016年5月15日)、勤め先の仲間と食事をする機会があり、クロマグロの寿司を食べることができた。冷凍ではなく、地のクロマグロをそのまま食べることができる…

ナッチャン・レラが花蓮から石垣へ

カギは農産物か 石垣港に到着した「ナッチャン・レラ」(2016年5月14日夕) 高速フェリー「ナッチャン・レナ」(1万0712トン、台湾名・麗娜輪)が2016年5月14日夕、台湾の花蓮港から石垣港に到着し、百人規模の訪問団が石垣入りした。ことしは10回程度のチャ…

中国語の「ひらがな」を学ぶ

「注音符号」 台湾で使われている発音記号「注音符号」を勉強するチャンスがあった。注音符号は中国語のひらがなのようなもので、漢字の読みを示した記号。台湾へ行くたびに「これが分かれば、もっと台湾が楽しくなるはず」と思っていながら、勉強をサボって…

港をじっくりと

漁船もクルーズ船も 新しいレンズが届いたその日、試し撮りはクルーズ船が入る日に港でと決めていた。離島との間を結ぶ高速船も、漁船も、とにかく船が盛んに行き来する光景はいいものだ。外回りの時間が減ったからということではなく、港に来てじっくりとフ…

泳ぐのが寒い

慣れ 5月7日に沖縄本島の公共プールで泳いだ時は気温28度。南風が吹いている日で、天気も良かった。水に入るには最適の陽気で、泳いだ後にビールを飲むなんていう余計なことまでした。 5月11日はいつものように石垣島のプールで泳いだのだけれども、気温は25…

安謝の食堂

おばあが隣に腰掛けた とんかつ弁当650円也を食べ終わり、書き物でもしようとノートパソコンを開いていたら、店におばあさんがやってきて隣の席に腰かけた。 「おにいちゃん、ぜんざいもらえる?冷たいの」 自転車が通り過ぎていく わたしのなかには冷たいぜ…

姿を消すには8秒あればいい

絵みたいなネコ プールから戻る途中でいつも前を通っている建物のところで、信号が赤になった。自転車を止めて青信号を待っている間もだるくて、顔の左側に異状を感じて振り向いた。ネコが2匹、ぼやけたような姿をしてなにものかを引っ掻くようなしぐさをし…

ランドマークというほどではないが

突然閉まったマチャグヮー 心残りなのは、しばしば使っていたマチャグヮー(商店)が突然店を閉じ、それっきりになってしまっていることだ。コンビニ全盛の世の中にあって、いずれ消えてしまうだろうという諦めは正直なところはっきりとあったが、職場の近く…

石垣島産パインを使った酢豚

盛り付けもグッジョブ 2016年産のパイナップルは小玉傾向で、生産量も例年を下回るとの見通しが報じられているが、そんななか、ヤマバレー(石垣島の吉原~米原間にある地域)の食堂で、石垣島産のパインを使ったという酢豚を賞味。酢が若干強めのきらいはあ…

御神崎の花たち

海の青さもいいけれど 湿っぽくて熱い風がいかにも黄金週間らしく、潮を含んだ青空の下で草花があっちでもこっちでも揺れていました。海の青さもいいけれど、草花のほうに目が向くことが多くなったような気がする。石垣島に住んでいるからといって御神崎を訪…

梅雨入りはもう少し先

キノコとアリの巣 いつも体を動かしにいく公園では、芝生にまたキノコが目立ち始めた。湿っぽい日が幾日か続くと、決まってこうなる。アリたちも気の毒なもので、雨で押し流されたのであろう巣を再建中だった。 多雨は常態に 沖縄気象台はことし(2016年)の…

風を受けたら・・・

薄いビル 左から風を受けたら、そのまま右のほうに進んでいきそうだが、モノレールの牧志駅があるのでひっかかってしまうことだろう。 なんでこんな形になったのか。そばを通るたびに気になってしまう嘉数リースビル。那覇市牧志3丁目に建っている。反対側…

石垣島に住む台湾系の人たちの清明

恒例行事 石垣島に住む台湾系の人たちがそろって墓参を行う清明節の恒例行事が2016年4月3日、石垣市字石垣にある台湾同郷之公墓で行われました。台湾系の人がすべて参加するというわけではありませんが、それでも100人を超える人たちが集まり、独特の細長い…

大森一也さんが東京で写真展

カメラを構えた姿は・・・ 大森一也さんが東京で写真展を開くことになった。第36回沖縄タイムス出版文化賞を受賞した安本千夏さんのご著書「島の手仕事」(南山舎)で写真を担当した大森さんである。 taiwanokinawa.hatenablog.com 私にとっては、知人であり…

新参者かもしれない

ライオン顔 触ったら、きっとぬいぐるみのようにモコモコしているのだろうなと思わせる、人が近寄ると爪でひっかくようなしぐさをする、ちょっと行儀の悪いグレーのネコにカメラを向けていたら、やっぱりカメラに爪を掛けられた。ネコたちが金網の向こうにい…

似てる?

猫の頭をした鷹 中国語を勉強していてよかったと思うのは、ネコはフクロウとよく似ているということを古くからいろんな人が気付いていたという事実を知ったから。肩掛けカバンに入れていつも持ち歩いている愛用の電子辞書の場合、「ふくろう」と打ち込むと、…

石垣空港で写真を撮る

人の迎えで、ひさびさに石垣空港へ行った。どうしても撮らなければならないわけではなかったのだけれども、暇つぶし飛行機を撮っていた。ガラス越しに、たったの2カット。コンパクトデジで。 撮り終えて、ファインダーから目を離すと、ガラスの向こう、つま…

来間で生きるネコは多いか。

朝の散歩で3頭撮影 集落にある家の数に比べると、ネコが多いのではないだろうか、来間は。そう多くはない訪問歴ながら、そう感じている。朝の散歩で20分も歩かない間に、3頭の写真撮影に成功。どれも、戦闘的な目をしていたり、やや弱り気味のネコが独立独…

退役の倉

葉タバコの乾燥施設 平屋が目立つ集落だけに、2階建て相当の高さを持つ三角屋根の倉は目立つといえば目立つ存在だ。来間島に初めて宿を取り、2泊3日の時間を過ごすという経験をしてみて気付いた風景である。 かつては中で薪を燃やし、収穫した葉タバコを乾燥…

見かけは平行ですが

合わせてしまうわけにもいかない 始めはすぐそばにいるのに、気付いたら、遠く離れてしまっていた。台南にある路地のことである。 一歩か二歩で。いや、そうじゃないな。走っていれば、ひとまたぎだ。 こんなに近寄っているなら、2本を合わせて1本の広い道…

最高の神には最高の供え物

紙銭に1万円超 最高の神格を持つ玉皇上帝を祭る天壇の近所だけあって、売られている紙銭も凝っている。この写真の手前にあるのが4000元(約1万4000円)。天壇に実際に供えてあるのを確認することができた。向こう側に並んでいるのはさらに高価で5000元。約…

アウトプットとインプット

お出迎え 桃園空港に到着した後、台湾のWi-Fiの手続きをして、すぐに台湾新幹線に乗り継ぎがなければならず、そんなに時間はなかったのだけれども、大好きな洪易の作品がお出迎えとあっては素通りすることはできない。 観光案内所の隣には牛が立っている。 …

安本千夏著「島の手仕事」(南山舎)に沖縄タイムス出版文化賞

春から縁起がいい 安本千夏さんのご著書「島の手仕事」(南山舎)が第36回沖縄タイムス出版文化賞を獲得することが決まった。2016年1月6日付の「沖縄タイムス」が1面の社告で公表した。ご著書の件は2015年11月5日にFBにアップしていたが、「これはいける…

電気屋さんが店を閉じることになった。

ミゼットのそば 三輪のミゼットにレンズを向けてみたところ、そこは居酒屋になっていて、壁に「歡迎光臨台灣」とありました。日の丸と中華民国旗らしきイラストも付いています。浮島通りで出会った風景です。 浮島通りは要チェックの場所だと思う。ちょっと…

都電の風景

大塚は好きな街のひとつです。都電の風景に、肩の張らない空気を感じることができるのがいい。 その日は明るい冬空の朝で、少し早めに宿を出て、いい具合に曲がりくねったレールを小さな電車が走っていくのを見ることにしました。 日曜日のことです。 どこへ…